このサンマルタン運河沿いにあるのが、クオバディスが属するエグザコンタ・クレールフォンテーヌグループのパリオフィスとアトリエ・工場です。
紙製品やノートを扱うクレールフォンテーヌ、ファイル類を扱うエグザコンタ、便箋を扱うGラロ、インク類のエルバン、革小物のミニョン、そしてダイアリーのクオバディス。それらのオフィスやアトリエ・工場がこのサンマルタン運河界隈の一画に集まっています。
左の写真はクオバディスのオフィスが入っている建物です。
2012年から登場した日本でも非常に人気が高いDUOなどの本革カバーを作っているグループ会社のラジェンダ・モデーヌ社のアトリエも、サンマルタン運河に面した同じ界隈にあります。自然光の優しい光の中、手作りでひとつひとつ丁寧に革カバーが仕上げられています。
ちなみにこのラジェンダ・モデーヌ社のアトリエが入る古い特徴的な建物が建てられたのは1895年で、エッフェル塔(1889年)が建設されたのと同じ頃のことです。以前はパリ市の電力関連の施設だったとかで、歴史的な建造物として認定を受けているため、取り壊す際には許可が必要とのことです。
長い歴史を経てきた建物ですが、こうして今でも現役として使われ、かつすんなりと風景に馴染んでしまうのが、パリらしい所かも知れません。
Editions Quo Vadis
146, quai de Jemmapes B.P.80270
75464 Paris Cedex 10 France
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