クオバディスは社会的責任を自覚した企業として、環境憲章を制定し、これを通して以下を約束します。
環境保護を目的とする弊社の積極的コミットメントは、ISO9001(2000年版)を取得した2004年にスタートしました。これによって私たちは、持続可能な発展を視野に入れた企業戦略へと決然として舵を切り、企業収益と良好な労働環境、そして環境への配慮を調和良く追及することを目指すことになりました。それ以来、クオバディスはコミットメントを強化するエコ認証を取得すべく、努力を重ねてきました。環境憲章はこうした努力の集大成でありますが、環境保護を目的とする新たな取り組みの追加によって憲章の内容はこれからいっそう充実することでしょう。
PEFC認証は、森林から製品が並ぶ店頭に至るまで、木材がたどった道筋を明らかにするものです。ある製品にPEFCロゴマークが付いている場合、PEFC認証された森林に由来する木材が少なくとも70%は使われていることを意味します。クオバディスは2007年12月以来、紙のトレーサビリティを保証しています。 クオバディスが製造する手帳の98%以上はPEFC認証を取得しています。
私たちはISO9001認証を取得したシステムによって品質向上に努めています。
クオバディスが2004年に取得したISO9001(2001年版)認証は、ハイレベルの製品とサービスをクライアントと消費者に提供しよう、という私たちの意思の表明です。認証の対象となった品質管理システムは以下の活動をカバーしています:手帳やその他の文房具のコンセプト、製造、販売、商取引。
環境改善のために私たちが採用している手法はISO14001認証を取得しました。
クオバディスが2007年10月に取得したISO14001認証は、企業の環境管理手法が以下の基準を満たしていることを保証するものです
クオバディスの手帳はその印刷手法により、Impim'Vert®ラベルを取得しました。
クオバディスはナント商工会議所の協力を得て、2006年9月にImpim'vert®マークを取得しました。
製品に関する私たちの取り組み:クオバディスは、環境保護を念頭に置いて手帳を構想、デザインしています。
クオバディスが使用する非リサイクル紙は全て、ECF(Elementary Chlorine Free=微量塩素)認証されたものです。すなわち、塩素を微量しか使用しない手法で漂白された紙です。
クオバディスが使用するリサイクル紙はもっと徹底しており、TCF(Totally Chlorine Free=完全無塩素)認証されています。すなわち、無塩素で漂白されているのです(塩素の替わりに過酸化水素水を使用)。
エクオロジー・バイ・クオバディス®手帳は、100%再生パルプ由来で再生可能な紙に印刷されています。オプティカルブライトナーが使用されておらず、100%リサイクルパルプ由来であることを保証するドイツの認証ラベル「Blauer Engel=青い天使」を取得しています。
インクについては、優先的に植物インクを採用しています。
植物インクを使用すると、環境への溶剤放出を減らすことができるからです。
現在、植物インクは全体の40%を占めています;残りのインクを植物性に転換できないのは、印刷機の特性によって技術的に難しいからです。
私たちが使用するインキには、健康に害を及ぼす重金属(例:鉛、クローム)は含まれていません。
クオバディスは2008年、エコロジカルな手帳のライン「エクオロジー・バイ・クオバディス」の発売を開始しました。このシリーズの手帳は、環境に配慮した製品コンセプトに努めるクオバディスの方針に沿って誕生したものであり、私たちの環境コミットメントのスポークスマン的役割を果たしています。
Blauer Engel ラベル取得の100%再生紙を使用。
生分解素材のカバー。NF EN13432に適合し、155日でカバーの90%以上が分解されます。使用されているインクは100%植物性。
「オスロ」ラインの手帳には100%再生ポリプロピレンが使われています。そのため、エネルギーの節約と廃棄物の資源化に貢献していることになります。
最も人気のある素材の一つが変更され、リサイクル原料を30%含むようになりました。よりエコになったこれらのカバーは2011年に発売されます。
クオバディスが販売している手帳シリーズの大半において、レフィルが用意されています。これによって、ユーザーは同じカバーを数年にわたって使用することができます。
私たちにカバーの素材を供給するサプライヤーたちは、化学物質の登録、評価、使用規制を定めたリーチ規制の適用を受けています。
リーチ規制は、化学製品に伴なう危険を評価、管理し、使用者に適切な情報を提供することを義務付けています。
クオバディスは、サプライヤーたちがこうした義務を果たし、供給する素材の成分に関する詳細な情報を私たちに開示しているかを継続的に確認するため、厳しいチェック体制を整えました。
エココンセプトは、製品の誕生過程から廃棄に至るまでの各段階における環境負荷を軽減することを目指す取り組みです。
クオバディスは社外の専門家の協力を得て、「エクオロジー」シリーズ開発に当たってエココンセプト調査を実施し、環境パフォーマンスを数量化しました。
調査結果をもとにクオバディスは、弊社にとっては初めてのエココンセプト手帳シリーズを消費者に提案するためにデザインと製造の両面で工夫を重ねました。
それ以来、新製品を開発するごとに、当該製品の環境負荷を軽減するために必ず同様の調査が実施されています。
設備投資の決定を下す際は、機械設備のエネルギーパフォーマンスが考慮されます。また、社員のエネルギー節約意識を高める努力も払われています。
会社の暖房や冷房の一部にはヒートポンプが活用されています。
クオバディスは2009年にカーボンアセスメントを実施しました。これは自主的な取り組みであり、ADEME(環境・エネルギー管理庁)の正規免許を取得した業者がこれを担当しました。このアセスメントにより、地球温暖化効果ガスを最も多く排出する部署を特定することができ、排出量削減のための目標値が設定されました。
クオバディスは、環境や労働条件に関して目的意識を共有するサプライヤーや下請けをパートナーに選ぶことを心がけています。サプライヤーや下請けの選択や評価の際にこの点が考慮されます。
サプライヤーの選択や評価に於いては、品質と環境保護に関する評価基準をもとに、チェック項目に必要事項を記入します。基準に達しない場合、改善努力が求められます。
さらに、私たちのサプライヤーは全員、国際的基準が定める労働条件(労働時間、最少年齢、職場の安全等々)を遵守することを宣誓せねばなりません。
人間や環境にとって危険な製品は、より危険度の低い製品に置き換えられました。例えば、クオバディスはCMR(発ガン性、突然変異誘発物性、生殖毒性)物質をもはや使用していません。
貯蔵を最適化するため、屋外に倉庫が建設されました。
ツリー・ネイションとの提携により、クオバディスはニジェールで10万本の植林による森を作っています。ニアメイの東方150キロに位置するドッソプランテーション内にあるこの「クオバディスの森」は地球温暖化阻止に寄与するとともに、プランテーションに依存する村々にとって安定した収入源を提供することができます。
「クオバディス・アバナ」シリーズ製品を一つお買い上げになる消費者は一本の樹木のスポンサーとなり、www.quovadis.eu上のEQUOplanteurs コミュニティーで自分の木の成長を見守ることができます。
クオバディスはニジェールで10万本を植林して森を作っています。あなたも「アバナ」手帳をお買い求めることで、一本の木のスポンサーとなって下さい。
ツリー・ネイションは国連環境計画のパートナーであり、国連の「地球のための植林」キャンペーンに協調しています。
クオバディスの環境憲章は、環境保護に取り組むという強い意志、そして実際の取り組みに関して透明性の高い情報を消費者に提供しようという決意の表れです。
この憲章は、「持続可能な発展」の目標に到達するためのさらなる一歩であり、もっと先に進むための基盤です。
クオバディスは、環境のために実行している取り組みが未来も継続すること、そして明日の技術革新がよりよい環境を子供たちに残すのに役立つことを願い、皆さまとともに努力することをお約束いたします。
<この憲章は仏エディション・クオバディス社の制定した環境憲章の翻訳です>