SPECIAL CONTENTS vol.8 料理家・青家代表青山有紀さんのクオバディス「エグゼクティブノート」

青山有紀
料理家・青家代表。 京都市出身。大学卒業後、美容業界を経て2005年に京おばんざい屋「青家」を中目黒にオープン。実家は1日1組限定の料理屋『談笑庵青山』を京都御所前で営む。母から受け継がれた京おばんざいと韓国家庭料理を提供するとともに、美容の知識を生かしたスイーツなども開発。2010年には京甘味処とお持たせの店「青家のとなり」をオープン。また料理レシピ本の出版、企業の商品開発、レシピ提供、カフェメニュープロデュース、講演会なども行っている。国立北京中医薬大学日本校卒業。2010年国際中医薬膳師資格取得。レシピ本に「薬膳で楽しむ毒出しごはん」(マイナビ)、「青山有紀のナチュラルスイーツ」(日東書院本社)などがある。2013年2月28日には「青山有紀のおばんざい弁当」(日東書院本社)を出版予定。

Text:山田 真弓 Photo:稲垣 徳文

料理道具も文房具も、ほっとするものが好きだから「エグゼクティブノート」を選ぶ

写真:過去を振り返るためではなく常に“これから”のことを考えるために使う 画像:見開きの拡大

「過去を振り返るためではなく常に“これから”のことを考えるために使う」

5年ほど前、友人がプレゼントしてくれたことがきっかけで、クオバディスの「エグゼクティブノート」を使い始めました。今のカバーは中川政七商店の中川 淳さんが薦めてくれたもので、2010年から使っています。

何と言ってもこの正方形のデザイン。以前は縦長の長方形の手帳を使っていましたし、ノートなども長方形のデザインが多いと思いますが、この形は使っていて和みます。

私は料理道具も文房具も、なんとなく手になじむ、ほっとするものが好きなんです。そういうものって、きっと、使う人のことを考えて作られているから……。だからこそクオバディスも、長年変わらずにたくさんの方に愛用されているんですよね。

それに、エグゼクティブノートはとても実用的で理にかなっていると思います。

クオバディス以前に使っていた手帳は、長方形で書き込める部分が小さいなと感じたり、手帳自体を開くのに手間取ると感じることがありました。ときにはスケジュールをメモ帳に書いてそれを手帳に挟み、そのメモ自体をなくして予定の確認がしづらくなったこともあるくらい。でもエグゼクティブノートはパッと開けるし、バーチカル型でスケジュール欄が広いから、いつでもどんどん書き込める。

特に、月曜日始まりで週間スケジュールが見開きで俯瞰でき、前後3カ月の月間カレンダーがあるのでスケジュールも立てやすいし、右ページにはフリースペースがあるのでその1週間でやるべきことなど、スケジュールに書ききれないTo Doリストも書ける。

クオバディスに書くのは予定だけですが、例えば「16:00 クオバディス取材」「●●のレシピ締め切り」など、1日のスケジュールを時間軸を気にせず書きやすい場所に書き入れています。これもスペースが広いからこそできること。数ヵ月先のスケジュールを書き込んでいた日に、3日前になってさらに予定が入っても、更新しやすい。「青家」「青家のとなり」というお店のことから、単行本や雑誌に掲載するレシピの締め切り、あるいはテレビの取材など仕事が多様化し、スケジュールが煩雑になりがちな私には、本当に使いやすいんです。

ただ、先のスケジュールはしっかり確認しますが、その日のTo Doを終えると、もうそのスケジュールを見返すことはないですね。過去に何をしたか、あるいは以前の自分がどうだったかという確認はしません。手帳は常に"これから"のことを考え、確認するために開くものだと思っています。

レシピすべてを手帳に書き留めることはできない

画像:スケジュールはレシピを考える要素として不可欠そこへ向けて試作を重ね、レシピを完成させる

「スケジュールはレシピを考える要素として不可欠そこへ向けて試作を重ね、レシピを完成させる」

料理案は「新しい料理を考えよう」としっかり時間をとり、集中力を高め、籠って試作を繰り返しながら考えるので、ふと浮かんだアイディアを手帳に書き留めたりすることはないんですね。料理は作品ではなく、誰かに食べてもらうためのもの。レシピは誰かがこういう料理を求めていると聞いて、それに対して作っていくものなんです。だからPCに保存したり、ノートにまとめたりしています。

そもそもレシピに関しては、手帳に書ききれる量ではないということもあります。

私の場合、とにかく試作の回数が多いんです。10回でも、納得するまで試作します。例えば、今日買ってきたお野菜と、明日買うお野菜では、水分量が違ったりする。今日の玉ねぎ1個の大きさと、明日の玉ねぎ1個の大きさは違うかもしれない。けれど、その幅は単純に数字で表せるものではないですよね。だから、どういう状況で作ってもそれらしさが出るような数字を提示するために、何度も何度も作って経験を増やし、レシピに反映させ、完成させるんです。

当然試作するたびに数字は少しずつ違ってきますから、それをすべて手帳には書ききれないので、ノートやPCに保存していくんです。

でも、レシピを考えるうえで重要なのが、やっぱりスケジュールなんです。クオバディスで先のスケジュールを見て、「●月●日は、あの雑誌用のレシピを試作する日だな」などと確認する。それに向けて、レシピを考える。言うなれば、クオバディスとノートやPCを併用して、レシピを完成させているわけなんですね。

財布を忘れてもクオバディスは忘れない!

「急な電話でもすぐにスケジュールが確認できるクオバディスをずっと愛用したい」
」

画像:急な電話でもすぐにスケジュールが確認できるクオバディスをずっと愛用したい

レシピを考えることにも関係しますが、クオバディスはどこに行くときも常に持ち歩きます。友人と夜、遊びに行くときでも、財布を忘れてもクオバディスは忘れません(笑)。特に雑誌やテレビのお仕事の依頼を出先でお電話でお受けする際、それがたとえ急なことだとしても、「今ちょっとわからないので」と答えてはいけないと思うんですね。

今はiPhoneも使っていますし、デジタルの利用もできるんですが、やはり料理という"手で作る仕事"をしているので、スケジュールも手で書かないと寂しい気がしますし、なにより電話を受けながらその場でスケジュールを確認し、書き込んでいくことができますよね。

さらにその書き込んだスケジュールが、後から一目で確認できるのが、私としてはとてもうれしいんです。来週はこのレシピを作るんだ、その次はこれで……と、これから作る料理のことを考えると、楽しくなるんです。レシピ作りは大変ですが、あくまでも好きでやっていること。ワクワクしてうれしいから、つい先のスケジュールを見てしまうんですよね。

クオバディスは実用性もあり形もとても好きなので、これからも愛用したいと思います。

写真:Quo Vadis×中川政七商店 EQUOLOGY 青山さんがお薦めする今回の商品 エグゼクティブノート

ユニークな正方形のアジェンダ プランニング ダイアリー。
クラシックラインの「エグゼクティブ」との大きな違いは、右ページのゆとりのノートスペース。
充実したメモ欄ご希望の「エグゼクティブ」リピーターへの、リニューアルご提案アイテムでもあります。
<商品はカバーとレフィルがセットされております。>

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