2013年5月21日
カルクフー

「クオバディスのダイアリー愛用者の皆様へ」

クオバディスの創設者として、私たちのダイアリー誕生60周年に際して、何をおいてもまずは、愛用者である皆様へ感謝の気持ちを表明したいと思います。クオバディスのダイアリーが長年にわたって皆様から愛されているということは、製品の種類がなんであれ、ときどきの流行はあっても、良品の真価は年月とともに必ず明かになる、という真実を物語っています。
私は、60年前、ユーザーが効率よく時間管理ができるように、見開きページで一週間の予定を総合的に把握できるフォーマットを導入しました。人と会う、電話をかける、郵便物を送る、といった予定を、ユーザーが重要度に応じ分類することができるフォーマットです。各曜日には重要イベント（ドミナント）を記す欄があり、これを手がかりとしてその他の事項の優先度を決めることができます。

一週間をたちどころに把握できるこの新しいコンセプトのお蔭で、スケジュールの序列化が可能となると同時に、皆様の仕事の効率化、そして家庭生活やプライベート時間の充実を図ることもできる、というのも特徴です。と申しますのも、私は二つのバランスをとる必要性を常に意識していたからです。

クオバディス製品のご愛顧に対して改めて御礼申し上げます。皆様から支持されていることは私の誇りでありますが、これについてこれ以上申し上げることは控えたいと思います。日本に関する私の知識ははなはだ乏しいものですが、日本では謙虚が美徳とされるとのこと、このような場合も多弁は無用、と心得ております。

ドクター フランシス G.ベルトラミ